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Josephリポート

京都サンガサポーター「ヨーゼフ」のブログ
「GIANT KILLING」39巻
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    先週発売された最新刊。発売をこれほど待ちわびた事があっただろうか?36巻ぐらいから始まったA代表シリーズがとにかく面白い。ちなみに最近は本誌を見ていません。コミックスだけを楽しみにしています。

    これまではゲーム描写より別のエピソードに期待しているところが強くあったのですが、28巻の五輪代表エピソードあたりから、段々ドラマチックな展開になるにしたがって期待も倍増した感じです。リアリティこそ欠けますが案外ベタな展開が好きなのかな?(笑)。私の大好きなフットボール映画「ドリームゴール」も超ベタなスポ根モノですしね。

    また本作はコミックスの巻末に次巻予告が掲載されているのが特徴なのですが、これがかなり効果的だと思います。「世界に飛び込もう。自らの運命を切り開こう。」というセリフが、本巻で代表監督が発したモノだとわかったのですが、普段、代表なんて興味無いとかほざいている私が、このセリフに全て持っていかれた感じです。代表とかクラブに関係なく、私の夢抱くフットボール感と言いますか、サポーターとしての指向と完全にシンクロしましたね。

    最近の本作でのセリフはグッと来るものが多い。30巻での主人公のフットボーラーへの想いを語ったエピソードは、うちの選手に聞かせたいぐらいの名セリフでした。

    暫くは隔月発刊が続くようなので楽しみにしています。今後の展開がどうなるのかは、まだまだわかりませんが、もう椿大介成長譚で構わないのでトコトンまで突っ走って、早くシーズン終了して欲しいです。
    | 漫画 | 06:33 | comments(0) | - | - | - |
    岩明均「寄生獣」
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      タイトルは明日から上映される映画作品の原作漫画です。今秋から先行してアニメ化もされています。仮面ライダーリポートばかりだったので映像化記念で書かせていただきます。

      20年以上前の名作が映像化されるのは、やっぱり良作だからということに尽きるでしょう。何度読んでも飽きませんしね。

      私は本作を10年以上前に妻から教えて貰いました。それ以前に彼女の仕事仲間の間で話題になった作品らしく、単行本も妻のものを保存しています。

      最終戦で帰京した際に、本作の映画化を記念して京都に置いてあるコミックスを全巻読み返して見ました。

      SF作品として秀逸なのは当然として、最近集中観賞している仮面ライダーの世界観や設定に共通点が多い事に気がつきました。人間外生命体の脅威やそれらとの共生の可能性、それぞれの存在意義など哲学的ながらも非常にわかりやすいドラマチックな作風で、SFというよりはファンタジーの部類かも知れません。

      妻いわく「作画はかなりチープ」で、確かにお世辞にも昨今の作品の多くと比べても巧いとは思えません(岩明先生ごめんなさい)。しかし残虐描写が得意らしく、残虐さとか恐怖感はしっかり担保されています。とても子供には見せれないです。机の上に置いてたら妻にシュートで怒られました(笑)。

      もしかしたらファンタジーというよりホラーと捉える読者もいるかも知れません。

      私は恐らく映画は観に行けませんが、一見の価値がある作品だとは思います。アニメはキャラクターデザインが原作とは全然違いますが、内容的には原作に忠実なのではと思います(まだ第1話しか観れてません)。

      好きなキャラクターはやはりパラサイトの「田宮良子(田村玲子)」ですね。映画では深津絵里さんが演じられるキャラクターです。
      | 漫画 | 15:13 | comments(0) | - | - | - |
      「GIANT KILLING」29巻
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        ちょっと椿はカッコ良すぎですね。前巻からの五輪代表エピソードはかなり良かったですが、次回以降はあまり期待は出来ないかな?

        今回は新旧のコールリーダーに関するエピソードがありました。漫画的には理想的な展開でしょう。応援感についても共感出来る面はありますが、あれほどストイックにクラブの事やサポーターの事を考えている所謂コアサポーターって現実的に他所のクラブ含めて存在するのでしょうか?私はなかなかお目にかかれないように思います。

        実際にあんなリーダーが現れたら私は出来る限りの協力をしたい。そしてトコトンまで議論したいです。

        とはいえやっぱり漫画ですわな(笑)。またリアリティーを求めるものでもない。

        ただサポーターをここまでクローズアップ出来る本作品は、もはや日本のフットボールコミック史上最高傑作と言っても過言では無いでしょう。

        とにかく早くシーズン終了させて下さい(笑)。
        | 漫画 | 19:49 | comments(2) | - | - | - |
        「GIANT KILLING」28巻
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          我が京都サンガでも過去にA代表と五輪代表の選出実績ぐらいはあります。中でも黒部選手と松井選手はうちの生え抜き選出でしたから印象深いです。ちなみに久保くんのは「体験ツアー」みたいなもんですからこの中には含まないでおきましょう。

          日頃は代表応援や選手選出に否定的かつ不安を表明している私ですが、とはいいながらも黒部選手と松井選手の代表戦を観戦した事はあります。

          そりゃうちの選手でしたからね(笑)。

          調子に乗りすぎてケガとかはマジで嫌ですけど、色んな意味で代表選出はサンガ的にはプラスだとも思っています。勿論、本音でサンガ優先であって欲しいですよ。でもうちの所属選手として注目して欲しいのも正直な気持ちです。

          タイトルのジャイキリ最新刊は、五輪代表デビューのエピソードにとても感じるものがありました。少々オーバーな表現なのは否めませんが、久しぶりに本作品で展開されている群像劇の本領が発揮されたというか、作者側のフットボール感が強く伝わる良作でした。

          当然サンガでも同じような事をリアルに求めているサポーターは多いでしょう。そして願わくは日本代表であると同時に所属クラブのホームタウン代表、また出身地の代表だという気持ちを、もしうちの選手が持って臨んでくれるなら、我々もサンガ代表として日本代表のスタンドに立ってやりたいと思いますね。某日本代表サポーターグループの下部扱いや駒にはなりたくないけど(笑)。

          らしくないリポートになりました。でも何度も読み返すくらいに最近の本作品にはなかった良いエピソードです。
          | 漫画 | 20:39 | comments(0) | - | - | - |
          貴家悠×橘賢一「テラフォーマーズ」
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            愛媛戦はe2でライブ中継がなかったのでまだ観ていません。結果も知りませんのでくれぐれも教えてやらないで下さい(笑)。


            先日、京都に帰っていた時に昔のサポート仲間と会いました。今は参戦もしていないのでスタンドでは会うこともなく1年半ぶりぐらいの再会でしたが、昔からコミックが大好きで今も変わらないようです。

            その彼が今いち押しと教えてくれたのがタイトルの作品です。

            私は現在連載中のコミック作品では「ジャイキリ」と「新宿スワン」以外は一切読んでいないので、これ以上作品増やすのもと思いながらも、彼の語ったタイトル作品に興味を持ちついコミックスを大人買いしました。

            以前にリポートにも書きましたがSFが好きなのです。

            ストーリーの軸にある「テラフォーミング」は昔にアニメ「カウボーイビバップ」で初めて知った宇宙開発技術というか地球工学の一種です。火星や金星とかを地球化するというとんでもなく壮大なアイデアなのですが、実際に研究されている事や、後にSF作品を好んで読んだり観たりしてからは、根拠はないのですが「実現可能では?」とか勝手に思うようになりました。

            本作品は火星テラフォーミングが実現に近づいた世界が舞台です。しかしそれ以外は基本的にSF考証がどうだとかを語る頭の固い輩が好む内容とは思えません。でもヤンジャン読者を熱狂させる事が出来る秀逸な作品なのだと思いました。ハッキリいって熱狂バトルものです。また何気に昆虫の知識も高まります。

            勿論、本作品も立派なSFなのですよ。しかしコミックであるが故にマニアックな作品には出来ないでしょうし人気も出ないでしょう。今後は火星で展開されるバトル作品として楽しんだ方が絶対に面白いです。勿論、継続して読んでいきたいと思います。

            でも地球外知的生命体とのコンタクトを描くのって難しい事なのだと思いました。地球人が仕掛けたものとはいえ本作品の当面の敵となる「火星人(ゴキブリ人間)」は正直に出来は良くないです。

            改めて「2001年宇宙の旅」や「ソラリス」といった映画作品や、J・P・ホーガンの不朽の名作「星を継ぐもの」シリーズで体験出来たものを超えるなんぞそう簡単に出て来ないと思いました。
            | 漫画 | 22:55 | comments(0) | - | - | - |
            海原雄山を語る
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              久しぶりに漫画ネタになりますが、作品の「美味しんぼ」より海原雄山というキャラクターに強い興味を持っています。美味しんぼを読むというより雄山を目当てだけにこの作品を読んでいると言っても過言ではありません。

              また先日お亡くなりになられた三國連太郎さんが、映画版の海原雄山を好演されていた事もあり、ついリポートに書きたくなったのです。

              もちろん最初の頃は作品から入りました。確か高校の時ぐらいに幼なじみの家に単行本があり、まず表紙が料理の写真というなんとも言えない斬新さに驚いたのです(笑)。そしてグルメブームを後押しして人気作品となったのは周知の通りです。

              それにしても海原雄山って(笑)。改めて書く必要もないくらいにとんでもないキャラクターです。雄山については結構いろんな方々が分析していてセリフやエピソードを面白くおかしくアップしているのでここでは割愛しますが、連載初期はハッキリ言って無茶苦茶な人でした。大半が「士郎頑張れ!」と思った筈です。

              しかしいつの日からか人格者に変貌。私は雄山が士郎をケチョンケチョンにするのをまるで黄門さまの印籠のごとく待ってましたと喜ぶようになり、その周囲を怪しく暗躍するもはや年齢不詳の怪女「栗田ゆう子」に翻弄されるようになりました(笑)。

              常識を越えた美食を取り巻く群像劇。その主役として確固たる地位を築き上げたのは本来の主人公「山岡士郎」ではなく「海原雄山」である事は疑う余地すらありません。

              雄山は常に「ホンモノ」しか求めません。息子でもある士郎も同じDNAである故に雄山に酷似した役回りですが器が違います。ハッキリ言って士郎はまだまだ駄目です。その証拠に士郎以外に雄山を悪くいうキャラクターはいません。敢えて挙げるなら完全悪役の「金上」ぐらいですが、雄山に瞬殺されています。士郎の味方やブレーンの多くが実は雄山信奉者です。更には士郎の妻になった怪女「ゆう子」までが雄山に「義父」を口実に異常接近します。挙げ句は勤め先のデータベースの漏洩に加担します(笑)。

              こんなキャラクターを生み出した原作者はヤバいです、天才です。雄山のモデルと言われている北大路魯山人なんかとっくの昔に超越していますよ。フィクションとはいえ日本人最強の芸術家かつ知識人です。一つ間違えれば国を動かせるレベルです。

              以上が漫画の雄山に対する感想ですが、実は映画版の雄山も大好きです。さすが三國連太郎さん。本当に惜しい役者を亡くしました。漫画の雄山のイメージを敢えて封印した映画版を大半のファンが駄作と評しているようですが、全く美味しんぼや雄山をわかっていませんね。本当に確執のあった実子の佐藤浩市さんを士郎に起用し、正にバーチャルリアリティーを演出、緊張感の高い作品となった映画版を駄作とほざくエセ美味しんぼファンには漫画版の栗田ゆう子で自らを慰めとけ!と言っておきます。

              かなり毒舌になりましたかね。

              最後に三國連太郎さんのご冥福をお祈りします。そして三國さん訃報後にインタビューに臨んだ佐藤浩市さんのコメントを聞いて彼を一気に好きになりました。そして親子にはもはや理屈ではない深い繋がりがあることを垣間見る事が出来ました。
              | 漫画 | 00:21 | comments(0) | - | - | - |
              能田達規「オーレ!」
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                少し古い作品ですが「週刊コミックバンチ(現在廃刊)」に連載されてたフットボール漫画です。コミックスは全5巻と短命に終わりましたが、テーマとしては非常に興味深い内容になっていました。

                 

                まず主人公は「上総オーレ」という千葉の木更津や袖ヶ浦など内房エリアをホームタウンとするフットボールクラブのフロントです。それも行政からの出向者。クラブはセカンドディヴィジョン最低レベルの規模。そして残留争いが展開されていきます。全く華々しさがありません(笑)。

                 

                この漫画は今シーズンからのリーグレギュレーションに近い内容を2006年時点に描いていました。だからサードディヴィジョンとの入れ替え戦まであります。既に発表されていた構想とはいえ、近い将来のフットボールリーグを疑似体験出来る内容でした。

                 

                またストーリーもクラブ運営に関する事、スタジアム関連、スポンサーや後援会との関わりなどマニアックな描写が多く、ゲームはかなりダイジェスト的です。さすがに助っ人ドイツ人フットボーラーの初出場やリーグ最終戦や入れ替え戦は多少ページを割いていましたが、ジャイキリのようなフットボールのテクニカル面は殆ど表現されていません。

                 

                サポータとして、実際のクラブスタッフやスポンサー、後援会などを見てきましたが、この作品に描かれているものと大きな違いは感じませんでした。結構リアリティーがあると思います。作家の能田先生の意欲作と言われるだけあり相当取材もされていると思います。

                 

                しかしそんなリアリティーを望む読者がどれだけいたのかはわかりません。コアなフットボールサポーターには興味深いテーマでも漫画としてのエンターテイメント性に乏しければ連載継続は難しかったでしょう。実際に最後はやや強引に未来を描いて連載終了していました。

                 

                またフットボール作品としては作画がイマイチだったかも知れません。「ピース電器」「オレンジ」など人気作を描かれて来た能田先生の作画を貶すつもりはありませんが、本作ではゲームシーンに限らず躍動感に欠ける気がします。明らかにジャイキリとは違いますね(この辺りは妻の評価の受け売りもあります)。

                 

                でも本作を通じてフットボールクラブの運営がどれだけ過酷なものかを、少なくともフットボールサポーターが感じ取れただけでも評価出来ると思います。年間予算4億円の現実を少なくとも我々サンガサポーターは知りません。J2の多くのクラブから見ればサンガの20億オーバーの予算は「金満」です(笑)。ジャイキリもなんだかんだでファーストディヴィジョンですしね。

                 

                本作もジャイキリも共通しているのは地域密着型のクラブ運営の重要性を強く訴えている事です。また穿った見方かも知れませんが日本のフットボール界を取り巻く環境が「日本代表」に偏重している現状を憂えているとさえ思います。私もリーグあってのフットボールであり代表だと思っていますから共感出来る部分が多い。

                 

                華やかさに乏しい本作にも唯一ドラマチックで泣かせるシーンがあります。「ミスターオーレ」の芝田の存在です。チームのプロ化以前の前身チームからの生え抜きでありセカンドディヴィジョン昇格の立役者だが、怪我と加齢による劣化でベンチ入りすらままならず最後は「ゼロ円提示」を受けます。しかし入れ替え戦2ndレグで途中出場し価千金のゴールを決めセカンドディヴィジョン残留を決めます。ドラマチック過ぎてクサいと言われようが、私は一連の描写にはかなりこみあげて来るものがあります。

                 

                サポーターにとっては芝田のようなフットボーラーは重要です。浦和からローンで来ている竹内と対比しているように思います。プロフットボーラーである以上、本人の意志だけでなく、またローンであれ完全であれ移籍はつきものです。サンガで言えばチソンや松井、黒部、パウリーニョなどのように在籍時に結果を残してレジェンドになってくれるのは当然ながら嬉しいです。

                 

                でも長年チームに在籍してたフットボーラーには、結果云々関係無くサポーターのリスペクトは最大級であって欲しい。

                 

                私にとっては平井ちゃんは誰が何と言おうが、現時点でサンガ史上最もリスペクトするフットボーラーです。のぐっちゃんではありませんね。またチソンや松井なんかよりも全然上です。

                 

                現役ではとくに博貴がそうあって欲しいですね。彼はJ2に降格したサンガに入団してくれました。色々葛藤もあったでしょう。しかし今は完全無欠の中心選手として、またキャプテンとしてチームを引っ張ってくれてます。ユナイテッドのライアン・ギグス同様に何があっても生涯サンガで活躍してくれるようにクラブもサポーターも応援してやるべきです。もはや理屈ではありません。勿論、博貴以外でもそういうフットボーラーを1人でも多く輩出して欲しいです。サポーターのキャリアも様々ですからその人にとっての「ミスターサンガ」が現れば良いのです。

                 

                最後にこの作品こそ実写映画化は面白いと思います。尺的にも1回で終われるし、フットボール作品ながらヒューマンドラマですからジャイキリよりは障壁は低いと思いますね。

                | 漫画 | 07:50 | comments(0) | - | - | - |
                ツジトモ「GIANT KILLING」
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                  最新刊が発売されてます。言わずと知れたフットボールサポーター必見の漫画です。

                  翼の王国のイングランドフットボール特集のリポートでも少し取り上げましたが、イングランド帰りの元プロフットボーラーの主人公・達海猛がかつて所属した日本の弱小クラブ「イースト・トウキョウ・ユナイテッド」で監督になり、正にジャイアントキリングを起こしていく作品。

                  日本のフットボール漫画では「キャプテン翼」シリーズと肩を並べる秀作だと思っています。また掲載誌である「週刊モーニング」のメインターゲットである成人男性の閲読に耐えうるリアリティ溢れる内容ながらも、ティーン層が読んでも理解でき楽しめる内容に仕上げているところが人気の要因だと思います。そして躍動感ある作画も効いてます。作画がダメならとっくに連載が終わっていたかも知れません。

                  またフットボール漫画である以上、選手や監督などチームスタッフがメインになるのが当たり前ですが、この作品ではさらにフロント、サポーター、メディア関係者までが多く絡んでくる群像劇になっています。

                  我々サポーターとしてはサポーター描写に注目してしまうのはいうまでもありません。今回の最新刊ではETUのコアサポーターチームのスカルズのリーダーにスポットが当たっています。達海猛がETUのエースだった時代に、偶然足を運んだダービーマッチを目の当たりにします。次刊ではサポーターにのめり込んでいくシーンが描かれていくのでしょうが、まさに「フィーバーピッチ」ですね。

                  これまでも過去のコアサポーターとスカルズとの軋轢を描いていました。実際にどのクラブでもありますねぇ(笑)。興味深い内容です。また作家側がサポーターを知らなければ、または興味が無ければ描く事は出来ないですね。応援やサポーターに関心のない読者には面白いのかどうかが気になるところですが。

                  そして「プロフットボール」は選手だけで成り立っているのでは無いよと強く訴えています。印象的だったのは達海がクラブ広報の女性スタッフが過労で倒れた後に「お前もフットボーラーならば〜」と女性スタッフをたしなめるシーンがあります。

                  そうなんですよ、ETUに関わる者を皆フットボーラーとして扱っているのですよ。サポーターが12番目を標榜するのと同じように。達海猛を通じて作家側の「フットボール感」みたいなものを強烈に主張しているんですね。達海に「サッカー」と呼ばせないのもその一つなのでしょう。

                  だから選手や監督などチームスタッフやゲームだけを描くだけでは作家のフットボール感が表現出来ないのだと思います。多少の違いはあれ私も概ね共感出来ます。なんてったってイングランド好きですから(笑)。

                  しかしフットボールを題材にしている以上、また連載の都合上でもメインはどうしてもゲームシーンになります。特に最近はゲームに片寄ってしまっていたのが少々不満でした。連載開始から5年は経っているにも関わらずまだ1シーズンを終えていないし(笑)。とにかく1試合が長い!

                  まあ恐らくこのシーズン終了をもって連載も終えるのでしょうね。しかし人気作品ゆえに達海猛の選手時代やスカルズリーダーのフィーバーピッチネタなど過去の物語を描いたりしながら連載を継続しています。次は何をクローズアップするのか楽しみです。私の希望はクラブフロントの会長と副会長兄弟(共に飲食店経営者)と広報の女性スタッフ(会長の娘)がどうやってクラブ経営に関わったのかを描いて欲しいです。リアルにはあまり無いケースですから。

                  この作品はアニメ化はされましたが、実写映画化が出来ないものかと考えた事があります。テレビドラマは絶対ダメね。陳腐になるから。そして漫画そのままではつまらないから、JリーグとタイアップしてETU以外は全て実名のクラブにして、クラブスポンサーも可能な限りプロダクトプレイスメントにする。選手も主要なキャラクター以外は本物出しても良いんですよ。キャプテン翼みたいに。でもフットボールモノの実写は難しいでしょうね。俳優のプレイシーンとかね。配役は大変でしょう。まあ妄想ネタですわ。

                  そして連載最後は作品名通りジャイアントキリングしてタイトルでも取るのでしょうかね?皆さんはどう予想されますか?

                  私の予想ではリーグは有り得ないとして、カップ戦ファイナルまで持っていくのでは?と思っています。楽しみですね。
                  | 漫画 | 00:05 | comments(2) | - | - | - |
                  高森朝雄×ちばてつや「あしたのジョー」
                  0
                    「あしたのジョー」という作品は我々に何を伝えたかったのか?

                    極限までストイックな男の物語と語るには余りに安っぽい。また「スポ根」の代名詞として認知されているが、所謂「スポ根」としてカテゴライズされるものとは明らかに違う。

                    何回読んでも解りません。しかし読み出したら止まらなくなる。気がつけば作品の中に引き込まれていく感じです。

                    スタートから力石との対決までは確かにスポ根要素満点です。しかしウルフ金串戦後から対決までの主役は明らかに力石であり、結果も主人公であるジョーがノックアウト負けを喫します(実はジョーのテンカウントでの負けはこれが唯一)。そして力石が死んで以降、この作品は全く別次元のものに変貌したと思うのです。

                    私はある2人の人物が物語のキーパーソンになっていると感じています。1人は白木葉子。もう1人は林紀子、そう乾物屋の1人娘の紀ちゃんです。この女性2人はかなり似た容姿として紹介されます。また作中にてこの2人が絡む事は一切ありません。

                    まず葉子ですが、ジョーとの関わりでは物語を左右させたと言っても良いし、最後には男と女を意識するところにまで発展します。彼女は力石亡き後からジョーへの執着を強めていきます。両者は決して良好な関係には表現されぬままでしたが、密かにジョーの世界チャンピオン獲得へのロードマップを描き、結果ホセ・メンドーサとの世界タイトル戦にまでのぼりつめられたのは彼女の尽力があってこそです。そして「リングで死ぬべき」とハッパを掛けていたのが最後は一転して「死なせたくない」気持ちを露にする姿が本当に痛々しい。ヒロインに値する重要なキャラクターでした。

                    紀ちゃんは出番こそ少ないが全く別のアプローチでジョーに関わって行きます。

                    山谷を拠点に活動スタートさせた時から身の回りの世話をしてくれるなどとても可愛い女性で気がつけばジョーに好意を持っていました。そして丹下ジムでは半ばフリーパスで出入りが許され挙げ句はセコンドのアシスタントまでやった事があります。彼女がクローズアップされるのはやはり最初で最後のデートとなったあの「真っ白に燃え尽きる」のシーンです。この作品の最終方向を確定させたと言っても良いでしょう。そして紀ちゃんはこの日をもってジョーと決別します。

                    この場面、実はジョーからデートに誘います。カーロス・リベラとの死闘直後の不安定な状態ゆえの気まぐれともとれますが、以前から好意を持たれているのを知っていたからこその彼なりの誠意だったとも思うのです。またジョーも紀ちゃんに好意がなかった訳じゃなく、もっと自分の事を理解して貰いたいからこそ、あのジョーが自らの人生感について素直に話したと思うのです。しかしジョーに「普通の人生」を求めていた彼女はそんな人生感を受け入れる事は出来ず、最後は親友のマンモス西と結婚します。そしてジョーは吹っ切れたかのごとく正真正銘のプロボクサーとして突き進んで行きます。

                    ボクシングが題材ゆえに男臭く殺伐とした場面が多い中で、この2人の女性をジョーに絡ませたのは、ジョーの人間性を強く印象付ける上で都合良かったのだと思います。男では殴って終わりですから(笑)。またこの2人の共演が無かったのは、作品の性質上、ジョーをめぐる陳腐な三角関係的なものになるのを避けたのと、あるコラムにも書かれていたのですが、どうも葉子は梶原一騎、紀ちゃんはちばてつやが得意とするキャラクター設定らしく、容姿を似せて登場させている事からも、タイプの異なるこの2人の女性を全く別の場面にてジョーと絡ませる事で対比させていたのかなあと思ったりしています。

                    いずれにせよこういう事を真剣に考えてさせてくれるのがこの作品の素晴らしさですね。

                    勿論、男臭い場面でも見所は多くあります。例えば丹下段平は作品全体を通じて最重要キャラクターです。しかし敢えて今回は2人の女性キャラクターに注目させていただきました。

                    最後にこの作品は我々に何を伝えたかったのか?

                    もはや原作者にもわからないかも知れません。もう「あしたのジョー」は自分のモノではなく読者のモノだとちばてつやも言ってますから。

                    そして読者それぞれに何かしらが深く伝わったからこそ日本漫画史上の最高傑作と評されているのだと思います。
                    | 漫画 | 22:38 | comments(0) | - | - | - |
                    和久井健「新宿スワン」
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                      最近、関東は地震が多いです。さっきもそこそこ揺れました。まだまだ震災は終わっていないのかも知れません。

                      さて今回は漫画ネタです。表題の作品は最近コミックス最新巻がでましたので語らせて下さい。

                      いわゆる「アウトローもの」、文学チックに言えば「ピカレスク」な作品は、漫画に限らず小説であれ映画であれテレビドラマであれ、その作品の中に入りたいという気持ちにさせられるモノって、私の判断基準として良い作品だと思っています。

                      特に若い人はアウトローな奴らに対する憧れを持ってしまうモノです。特に普通の人であればあるほど顕著だと思います。

                      この作品にはそれらの要素が満載です。読者の中にはスカウトという仕事、危険な匂いがする歌舞伎町という街で起こる様々なトラブルの場に自身を潜り込ませたい、またリアルな現場への興味が湧いてくる人もいると思うのです。

                      逆に日常的にアウトローな方々(笑)にはリアリティに乏しいと思われるモノの方が多いかも知れません。しかし人気を得るにはどうしてもリアルにないドラマチックな展開が必要です。でもそういう作品があるからこそ、そういう世界に憧れてマジに入っていく人も少なからずいると思うのです。あとで漫画と現実とは違う事を思い知らされるのでしょうけどね。

                      この作品にリアリティなんぞ求めるのはナンセンスです。主人公の白鳥タツヒコはもはや完全無欠のヒーローです。そしてステレオタイプですが仲間との友情がストーリーを熱く仕立てているのだと思います。最近は男臭さが特に目につきますね(笑)。

                      私としては、連載当初のギャグ的描写の中にもアウトローな世界の非情さを巧く描写していたところに惹かれたので、最近の展開には少し残念な気がしています。まあ仕方ないのでしょうけどね。

                      この作品は是非実写でやって欲しい。そう思うのは私だけでは無いと思います。配給はもちろん東映。演出いかんでは「仁義なき戦い」に匹敵する作品になると思います。ただ誰が監督やプロデューサーをやるかによっては駄作になる危険も高い。事実、テレ朝でやったドラマは全く駄目でした。原作のまんまでいくと難しいかも知れませんね。
                      | 漫画 | 22:11 | comments(0) | - | - | - |